重なる色



しばらく色を使えませんでした。

絵の具に触れられない。
困ったなぁ‥と思いながらも
素描
一本、一色のペンで描いていく。
目の前のものを確かめる時間。
インクが無くなって
それでも描きたかったから
そばにあった水色の色鉛筆を手にとった。
「愛って何色かなぁ?」
「水色」
先日の授業での会話を思い出す。
たまたま目についた色鉛筆
水色が一本だけあった。
紙に色をのせていく。
色 というものを確かめるように。

今日は
そこに別の色を重ねた。
とても、ドキドキしながら。
ピアノの音を確かめるのと似ていると感じた。
楽器を弾くときの
返ってくる反応を感じた。

描いていて浮かんだのは
遠くの田んぼ。
目をとじて思い出すのは
顔の見えない、声。













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by shokanshu | 2018-07-08 02:37