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白いカーディガン


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by shokanshu | 2018-10-21 23:56

青いベレー帽

彼女は帽子を手にとると
昨日のことを考えた
夜更けに歩いた道
突然現れた扉を開ける
(知らなかっただけで、もうずっとずっと前からそこにあった)
地下へ続く階段をゆっくり降りる
広がった場所は茶色
普段聴かない、賑やかな音楽
人の気配がいくつかあり
そのうちに消えた

道を歩く
肩を並べ、繋いだ手は今夜は繋がない
やわらかな向かい風
木の葉が紅葉している
赤い実を見つけた

雨がやんで静けさが満ちる
月が満月に近づく










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by shokanshu | 2018-10-20 23:48

お茶とおむすび

クラリネットの音で目が覚める
ラジオからしばらく続いている
楽器の音は声
話しているみたいだなぁと思う
そのうちにチェロに変わって
いまはお笑いの方たちの賑やかな声
もうすっかり冷たくなったお茶をすすりながら
すこし笑った

さぁ、支度をしますかね



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by shokanshu | 2018-10-19 10:22

窓辺のダリア

洗ったフライパンをコンロの火で乾かす
すこし目を離したら
火をつけているのをもう忘れていて
もくもく煙があがるくらい熱してしまった
換気扇だけでは足りなくて扉を開けた

扉を開けると
目の前に手押し車のおばあさん
道に迷ってしまった
道案内する
それから、一休みに寄ってくださった

窓辺の席
カモミールティーと林檎のケーキ
壁の絵を眺め「どなたが描いたの?」
わたしです
この絵は描き加えていくから、変わっていきますよ
「まぁ…」気に入ってくださった様子
「どう変わっていくか、また観に来よう。楽しみだわ。」

20年振りにこの辺りに帰って来られたそう
懐かしい、親しみのある街だけど
木は大きくなっているし、まるで別の景色
すこしの間お喋りをして
窓の外は暗くなっている
帰り道、大丈夫かな
素敵なお客様
最年長のお客様かもしれない



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by shokanshu | 2018-10-18 18:14

耳飾り

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misaさんの写真展がはじまりました

彼女作のイヤリングを今日は一日つけてみました
耳たぶに、彼女の存在感
普段アクセサリーはつけないことが多いので
この重みは新鮮
そして
女心が育つ心地でした
この重みは、女性の重みなのか
重いけど
美しい女性になれた気がして嬉しかった

またつけようっと
















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by shokanshu | 2018-10-17 23:36

地下の喫茶店

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雨 吉祥寺
思い出深いこの街はぐんぐん変わる
時計店がタピオカ屋に変わったことを確認
向かいのGODIVAもなくなってる‥賑やかなアーケードを進み
地下の店へ降りてゆく

茶色 やわらかい灯りのなか
今日はカウンターはよして
スピーカーのそばの席を選んだ
ストロングコーヒーを頼み
運ばれてきたカップをスケッチ
スピーカーからはMiles Davisが続いている
そのうちに
死刑台のエレベーターの曲がはじまった

頬杖つきながらスケッチを続ける
青いペンがどんどん濃くなって
この一枚をとても好きになる
顔をあげて店の奥へ目をやると
手話で話しているお客さん
手の動きが賑やか
楽しい話かな
スピーカーからの振動は
どんな風に伝わっているだろう


地上へあがる
寄り道は浮かばない
駅へ向かう
途中、文房具屋さんを覗いてみる
きれいなノートを一冊買った



















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by shokanshu | 2018-10-15 23:47

雪の日に憧れる

肌寒くなった今日は
秋をこえて、冬を想像してしまう
夜が更けて0時をまわって
灯りをひとつ消した
外は変わらず真っ暗で何も見えない
窓に映る店の景色
静かなピアノ
Bill Evansを一枚聴いた

髪を切ろうか、のばそうか
冬は寒いぞ
髪留めを外して髪に触れる
マフラーを編もうかな、手袋も
毛糸が似合う季節のはじまり


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by shokanshu | 2018-10-14 00:17

国境の友

ミネルヴァから仕入れている珈琲豆には
素敵な名前がそれぞれについていて
新しく
「国境の友」も加わった
タンザニアがベース

国境シリーズは他に
国境の鳥(ザンビアベース)、国境の南(ブルンジベース)、国境の女(コンゴベース)があって
パンチのきいた国境の鳥が懐かしい
どれも、深焙り

国境
国境はいつできたんだろう
たまたま近所に生まれて育ち
似た顔、共通の言葉を話すようになった
それを日本人と呼んだりしている
その土地に合った食べ物を食べ、着るものを着て
育まれてきたものが
その場所の特徴になって
海を越えれば
またそこに世界が広がる
国境
だれのものでもない土地に境界をつけたのは誰?
土地を買う お金を払う相手がいる不思議
そもそも誰のものでもない


ずっと昔からの習わし
それぞれに立場、生き方があって
不思議さはあっても
大家さんはいいひとだし、家賃の支払いは遅れず守りたい
お金も不思議なおばけだけれど
わたしも珈琲に値段をつけなければならない

こんなことを考えながら
洗濯物を干し
珈琲をいれて
鈴虫の声をきいている


顔を洗って
出掛けるとするか

















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by shokanshu | 2018-10-09 16:30

目覚めのコハク

8時半に一度起きている
だけど、もうすこしダラダラしたい
やっとお休みなんだもの
行きたい場所がいくつもある
小金井、武蔵境、吉祥寺、下北沢、代官山、銀座‥
東高円寺で明日の準備もしなければ‥
今日一日では難しい、全部は行けないな
身体も休めたかった

午後になってようやく起きあがる
小さなどら焼きを4つ食べて
洗濯機を回し
布団をたたむ
まだ目は覚めない
身体は横になろうと誘う
半日寝たから十分でしょう
湯を沸かして珈琲をいれた
残り一つのどら焼きもたいらげ
身体は軽くなった
珈琲さま!ありがとう
しっかり効きました

シャワーを浴びて
今日の服を選びましょう















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by shokanshu | 2018-10-02 14:31

嵐の夜に万葉集

個展を終えた
ひとまず
目の前のことを一つ終えた
ほっとしたような
ちょっとポカンとするような

買ってきたリンドウを眺め
snsにご挨拶をし
さて、今日やることは‥
明日の準備をしたらよいのだけど
どうも、ぼやっとしてしまう

気分転換にお茶を飲もう
そうだ、伊勢のお土産のお茶があったな
真珠が入っているという‥
茶筒を包む帯に言葉がかいてある

海神の手に巻き持てる玉ゆゑに
磯の浦廻に潜きするかも
―万葉集―




外は強い風
今夜をもてあましてしまう











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by shokanshu | 2018-10-01 01:09