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雨の日の窓辺

朝から雨が降っている
だんだん強くなってきているのは気づいていたけど
いくつか行くところがあるから自転車に乗ろう
コートのフードを被って出かける
フードを被ると思い出す曲があった
今日は久しぶりに聴いてみよう
雨降りにとても似合いそう

店に着いて開店準備
さっき浮かんだ曲とはべつの曲
田園のレコードを大きめな音でかける
どしゃ降りの場面をこえて
プリンが出来上がる頃には穏やかな景色

それからmoon riverを聴いたあと
フードを被って思い出した曲をかけた
静かなボサノヴァ
雨の窓辺によく似合う

おやつのプリンと珈琲をそばに
落語の本を開いてみた
「落語は物語を捨てられるか」そんな内容に触れてはじまる本
物語の語り手ではなく
落語家そのひとの言葉をききたい
‥そこまで読んだところでお客様がご来店
いくつかの想いを含んで
姿勢を正す

素直な言葉を見つけたい


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by shokanshu | 2019-02-28 15:16

青い絵具の匂い

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青い絵具の匂い
それはどんな匂いでしょうか
お客様にお借りした本をひらく
松本竣介 という画家
時代は太平洋戦争のころ

画家を訪ねた画学生
二十歳のころの自分を思い出してみる
栃木の実家から東京へ出てきて
憧れのこの街を少しずつ知ってゆく
暮らしをはじめた武蔵野は緑が多く、畑もあってほっとした
無人販売の野菜をときどき覗いた

暮らしはじめて20年ちかく経ち
街も変わってきたのでしょう
それから
様々な関わりのなかで、自分自身も変わったでしょうか
変わらない真ん中に
肉が少しずつついてきた
いいお肉にしたいな 美味しいやつ
育みたい

先日歩いた銀座の街
画家の個展
その絵かきさんのことは数年前から知っているけれど
初めて伺うギャラリーだった
大通りから小路へ入る
秘密のような場所にあってわくわくする
初めての場所
東京という街 出会うひと
二十歳のころに歩いた感覚を思い出した

そこで大切に飾られた絵に感じたのは光
白と黒の世界に
どの絵にもキラキラと光を見つけて
嬉しくなった
他のひとにはどう見えたのだろう
きいてみたらよかったなぁ


日曜日の午後は穏やかな静けさ
木琴とピアノとドラムがやわらかく漂う
爪を切ってギターに触れよう
本をひらいたら
絵の具に触れてみよう


















by shokanshu | 2019-02-24 16:48

ロマンスカー

新宿駅発
ロマンスカーに乗って小田原へ向かう

仕事で必要な色々を鞄に詰めて
手提げには文庫本をしのばせて
編み上げブーツの紐を結ぶ
帽子を抱えて扉を開けた

駅のホーム
ロマンスカーに乗るのは初めてだと気づく
窓際の席が空いていてよかった
通路側の女性は外国の言葉を話してる
ゆったり椅子にもたれると
旅をしている心地になった
車内販売のコーヒーを頼んだら
好きなビスケットがついてきて嬉しい
コートをやっと脱いで
この一時間に身を預けた














by shokanshu | 2019-02-11 11:21

ダンシング

流しでグラスを洗っていたら鳥の声がきこえた
朝の空気がはじまっている
湯を沸かして紅茶をつくって
ケークサレを温めて
一晩中聴いていた曲を口ずさむ

ダンシングBaby 踊りなさいよ
春風 そよそよ浮れてる

雪の日に話した言葉
きこえた音楽
記憶の重なり
浮かべた心は
新しい季節


重たいコートにまもられる安心感は
ふわりと脱いでも、きっと大丈夫

羽を見つけたから













by shokanshu | 2019-02-10 06:45

春の匂い

昨夜は春の匂いがした
雨が降ったような、雨上がりの匂いも
やわらかな風
家の周りをぐるりと歩いて
季節が変わる気配を感じた



by shokanshu | 2019-02-04 10:59

ムーン・ライト

ずっとリピートして聴いている
歌詞をだいたいおぼえたようで、口ずさむ

きのうよくかけたレコードも月光だった

夜更けの散歩
海辺の街まで10マイル




















by shokanshu | 2019-02-01 20:12