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惑星のこと

今日、重ねた色は黄色
緑を求めて
青い壁に黄色をのせた

黄色のイメージは?
太陽、昼間、それからこどもが浮かんだ
そういえば月も黄色だった
夜になって思い出した
今朝の絵画教室で出してくれた言葉は
「出発」
そんなイメージが湧くなんて
いいな、素敵だな

今日の服装は、緑色のワンピースに白いスニーカー
休憩時間に選んだ珈琲は「森の香り」
開いた手紙には、こどもができたと嬉しい報告
いま、かかっている音は 月の鳥
お餅を食べた
遠くから届いた、優しい玄米餅

今日、起きた出来事を
素直にそのまま汲み取ったらいいいのかも
一枚の絵ができるまで
その間に起こること


壁に重ねた色は黄色
緑を求めて筆を運んで
のせては削られ また削られて
青にゆっくり馴染んでゆく
月の鳥
せつない音がきゅうっとのびる
胸のあたりで聴いている気がした


‥あれ
惑星のことを書こうと思ったのにな




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# by shokanshu | 2019-03-14 20:45

ciao!

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たくさんのひと
それぞれの色
これまでとこれから
昨日は卒業式
節目の日は爽やかでした
伝えたいことと
話したい言葉
先生としてその場所にいて
だけど、わたしはわたし
いい先生でありたいと憧れはあるけれど
コジコジはコジコジ と、コジコジも言っていました
(近ごろコジコジ熱が高まっています)
素直な言葉を伝えたい
目指す誰かではなくて
たった今の
わたしの言葉

















# by shokanshu | 2019-03-13 23:53

幕があがる


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「この世の謎が、すっかり解ける夢を見た。」
帯に大きく書かれた言葉
これに惹かれて買ったわけではなかったとおもう
古本屋さんで見つけたのは、たぶん10年くらい前


今日は一日雨が降っていた
雨の日に似合うもの…
朝は、ゆっくりミルクを温めてロイヤルミルクティーなんて作ってみた
昨日焼いたスコーンを食べよう
余った生クリームを泡立てて、ホイップバターを作る
ふわりとした白いものをのせて、ハチミツもかけたりして
いやぁ、ご馳走だなぁ

雨の音をききながら
「雨の日はゴーサイン」という言葉が浮かぶ
いつからか感じていること
そう、雨の日に出かけると
いつもいい出逢いがあったから


鞄に本をしのばせて出かけた
いくつかの場所へ向かう途中に本をひらく
今日、そばにある 言葉のかけら
雨の街をゆっくり歩いた


18時を過ぎて辿り着いたのは、友人が働く珈琲屋さん
初めて訪ねたそのお店に窓はなくて(あるけど、柔らかな白い布で覆われている)
ささやかにそっとある扉
中の様子は見えないけれど
開かれるのを待ってくれているように感じる
わくわくする
傘をたたんで、扉を開けた

――茶色の世界にあるもの
珈琲の匂い
きこえるピアノ
静かな話し声
大事に使われている食器棚と机
やわらかな灯り
磨かれた透明のグラス
一輪の紅い花

珈琲とチョコレートをそばに
本の続きを読む
だんだんに夢中になるその内容はお芝居のこと
消えてしまうその一瞬に全力で向かうひとの言葉
珈琲をひとくち
チョコレートをひとくち
見える場所から消えていく
わくわくするのは
それが身体に入ってくるということ
ひとくち、ふたくち といただくたびに
身体は温まってゆくように感じた
ゆっくり過ごす時間のなかで
本を閉じて、時折店の中を眺めた
お客さんは絶えないけれど
穏やかな静けさは続いていて
ピアノの音に、珈琲をたてる音が重なる
いい音
水の音

懐かしい場所を思い出した
実家のそばの白い家
暮らしの雑貨が並ぶ店
10代のわたしは憧れの気持ちで訪れる
夜の灯りは温かくて
振り子時計の音がした
小さな買い物をする時間に
いつかの暮らしを大切に浮かべた

いまもそのお店はあるのだけれど
あの頃とは印象がすこし違っていて
お店も変わったのかもしれないけれど
わたしが変わったのでしょう
20年が経ちますからね
変わるもの 変わらないもの
思い出すこと

今日訪ねた茶色の世界は
10代の頃通ったあのお店
そこで出逢った匂いと気配
すっかり満たされて
開いた扉をそっと閉じる


帰宅して本を眺める
いつ出来た本なのかな
ページをめくる

1996年2月20日 発行

同じ月日が流れていた
















# by shokanshu | 2019-03-03 23:35

雨の日の窓辺

朝から雨が降っている
だんだん強くなってきているのは気づいていたけど
いくつか行くところがあるから自転車に乗ろう
コートのフードを被って出かける
フードを被ると思い出す曲があった
今日は久しぶりに聴いてみよう
雨降りにとても似合いそう

店に着いて開店準備
さっき浮かんだ曲とはべつの曲
田園のレコードを大きめな音でかける
どしゃ降りの場面をこえて
プリンが出来上がる頃には穏やかな景色

それからmoon riverを聴いたあと
フードを被って思い出した曲をかけた
静かなボサノヴァ
雨の窓辺によく似合う

おやつのプリンと珈琲をそばに
落語の本を開いてみた
「落語は物語を捨てられるか」そんな内容に触れてはじまる本
物語の語り手ではなく
落語家そのひとの言葉をききたい
‥そこまで読んだところでお客様がご来店
いくつかの想いを含んで
姿勢を正す

素直な言葉を見つけたい


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# by shokanshu | 2019-02-28 15:16

青い絵具の匂い

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青い絵具の匂い
それはどんな匂いでしょうか
お客様にお借りした本をひらく
松本竣介 という画家
時代は太平洋戦争のころ

画家を訪ねた画学生
二十歳のころの自分を思い出してみる
栃木の実家から東京へ出てきて
憧れのこの街を少しずつ知ってゆく
暮らしをはじめた武蔵野は緑が多く、畑もあってほっとした
無人販売の野菜をときどき覗いた

暮らしはじめて20年ちかく経ち
街も変わってきたのでしょう
それから
様々な関わりのなかで、自分自身も変わったでしょうか
変わらない真ん中に
肉が少しずつついてきた
いいお肉にしたいな 美味しいやつ
育みたい

先日歩いた銀座の街
画家の個展
その絵かきさんのことは数年前から知っているけれど
初めて伺うギャラリーだった
大通りから小路へ入る
秘密のような場所にあってわくわくする
初めての場所
東京という街 出会うひと
二十歳のころに歩いた感覚を思い出した

そこで大切に飾られた絵に感じたのは光
白と黒の世界に
どの絵にもキラキラと光を見つけて
嬉しくなった
他のひとにはどう見えたのだろう
きいてみたらよかったなぁ


日曜日の午後は穏やかな静けさ
木琴とピアノとドラムがやわらかく漂う
爪を切ってギターに触れよう
本をひらいたら
絵の具に触れてみよう


















# by shokanshu | 2019-02-24 16:48