夜更けのコーヒー

喫茶店で働いていた頃
(いまもそうですね)
23時に仕事を終え
それから向かう珈琲屋さんがありました
「これから伺いたいのですが‥」
電話をしてから向かう
とても濃いデミタス珈琲には優しい名前がついていて
ちいさなカップにゆっくり向かうひとときは
少しずつ
好きな自分を思い出してゆく時間だった気がします

働いていた喫茶店が大好きでした
学生の頃からのお付き合い
うっとりと過ごす日もあり
チャキチャキ手際よく動く日もあり
みんなで仕事する楽しさと難しさ
色々な気持ちを学びました
いまはひとり
この場所での仕事はわたし自身
日々の在り方がまっすぐに返ってくるように感じます
投げかけた手紙のお返事を
日々いただいています
ひとり対ひとり
そんな風に目の前に向かう毎日です


オールド珈琲をゆっくり飲みました


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# by shokanshu | 2018-11-22 23:11

月を編む

雨の音をききながら
















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# by shokanshu | 2018-11-20 01:10

映画の途中

通りが青く染まってゆく
行き交うひと
時折賑やかな声が過ぎて
自転車を止める音
バイクの走る音

店の中で続くのはサティ
鬼火という映画を思い出したり
この場所も
ずっと映画が続いている



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# by shokanshu | 2018-11-17 16:39

手紙がとどく

店にときどき手紙が届く
展覧会のご案内だったり
お客様からのお便りだったり

帰り際に開けたポストに茶色の封筒
好きな絵かきさんからの展覧会のご案内
キューバとフランスの風景が広がって
読んだ本を浮かべたり
映画を浮かべたり

その少し前に浮かべていたのはベトナム
読みかけの本の続きを読んでいた
戦争のこと
いくつか観た映画

今日という一日を終える
また あした
この言葉をもう一度言いたい
また あした




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# by shokanshu | 2018-11-14 22:31

言葉のかけら

下北沢へ行く機会が増えている
気になる絵を観に行き
気になる古本市を覗いた
絵を観て作家さんとの会話
言葉をさがす
古本市では言葉が飾られていた
そのひとの言葉に
自分を見つける
「詩は遅い言葉」とそのひとは書いていて
ぽたぽたとゆっくり届くという
珈琲みたいだな
ぽたぽた とゆっくりか

珈琲を飲みたい
うずさんへ向かう
すこし歩くその間
なんて珈琲を頼もう
言葉を考える
言葉のイメージで豆をブレンド
いれてくれる珈琲屋さん

「言葉のかけらをお願いします」
そう注文した
なんのことやら
わたしもよくわからないし
うずさんも困るかも
だけど、その言葉を通してのやりとりをしてみたいと思う
返事が返ってくる
きゅっきゅっと残るものがある
これがかけらかもしれない
なんて思いながら詩集の続きを読んだ

新宿へ向かう
賑やかな街
今夜は背筋を伸ばし
ぐんぐん歩く
酉の市へ
小さな熊手をひとつ買った


























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# by shokanshu | 2018-11-13 12:21