2024年 02月 24日
夜更け
自然光で描くのが気持ちがよくて
夜に描くことはしなくなっていた
個展に向けての制作のなかで
夜更けにも描くことが増えてきた
準備に追われて…というのではなくて
夜更けに描く必要を感じて
これまでの月日を想う
そこには夜更けの時間があったから
これまでの月日に応える制作をしたい
そう願って
いつもそこにあるのに見えない星は
夜になるときらきらと輝き
まんまるの月は
満ちたり欠けたりする
そういえば、今夜は満月になる
わたしも一緒に満ちていく
名前を確かめて
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by shokanshu
| 2024-02-24 04:50
2024年 02月 14日
絵のなかで
珈琲を淹れる音を聴いて浮かべた風景
思い出すこと
今今今
ずっと今が続いている
今、聴いている音楽は「田園」という交響曲
嵐の場面が過ぎたところだ
描きかけの絵「雨」に青を重ねた
今、灯りを一つ消した
だって朝が来ている
陽の光が届いているから
こころ
わたしの胸の奥
そっと佇むちいさな部屋
拍手
拍手
ブラボー! の声
次の曲が始まって
踊りが始まった
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by shokanshu
| 2024-02-14 08:11
2024年 02月 12日
明るい部屋
やわらかな光
今朝はミャンマーの珈琲を飲んで窓の外には遠くの街の景色
すっかり朝が来たので音楽をかけた
映画のサントラ、歌のないもの
初めて聴いたのは、二十歳のころで
だからこれを聴くとその頃がほんのりと浮かぶ気がする
台所ではカボチャを煮ている
隣りには炊きあがったお米を蒸らし中
そろそろお味噌汁を温めようか
空は晴れ、水色
今日の予定は、絵の搬入
終えたら、いくつかギャラリーへ行けるといいな
観たい展覧会がある
全開の白い花が今日も咲いている
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by shokanshu
| 2024-02-12 09:30
2024年 02月 11日
きこえてくるのは
堂々と伝えたい
胸をはって
酒場のカウンターで過ごす夜には
やわらかなものに触れるチャンスがある気がするな
静かな曲を聴きながら本を読んでた
『ふたりのロッテ』
もうすぐ読み終える
曲を変えたら扉が開いて
その次にはシャンソンをかけて
そのあと、映画のサントラを聴いて
今夜の終わる頃
堂々とした、愛の歌を聴いた
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by shokanshu
| 2024-02-11 00:37
2024年 02月 10日
美しい花
白いチューリップ
一週間前には可愛らしい蕾
いま、全開
おおきく口を開けて声をだしているような勇ましい姿
その奥には
あの小さな蕾があって
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by shokanshu
| 2024-02-10 13:55